プロが教えるチークのやり方!顔型に合ったチークをするテクニックとは?

前回はチークの【基礎編】を学びました。ご自分の顔型診断や、基本的な色選びの方法は理解できましたでしょうか。今回は【テクニック編】です。

ブラシ選びのテクニック、チークの入れ方のテクニックを学んでいきます。

Step.1<ブラシを手に入れよう>

チークを入れる際の道具ですが、様々なブランドから様々なチークブラシが発売されています。

基本的にはチークを入れる際には、チークパレットに付属する小さいチークブラシを使用する。…で間違ってはいませんが、やはり毛量のある大きいブラシで仕上げたほうが綺麗に仕上がります。

メイクセミナーなどを開催していると、大きいチークブラシは必要ですか?と質問されることも多いです。チークブラシは一本で良いので、柄の長いものを手に入れると、
綺麗に仕上がり、時短にもなります。

柄が長いと持ちやすく、コントロールもしやすいので、毎日のメイクが快適になります。

日中のメイク直しは、商品に付属するもので十分です。持ち運び用の、毛先の収納できる折りたたみ式ブラシも良いですね。

メイクポーチの容量やお小遣いの範囲で手に入れられる限度があると思うので、ご自身の判断で結構です。余裕のある方は、ぜひ揃えられると良いと思います。

ブラシは豊かな毛量のあるものを選び、柄は自分の手で持って窮屈にならない、長さがあるものを選びましょう。

ご自分の手の大きさにもよりますが、柄がボールペンほどの長さのあるものなら良いでしょう。

有名なところですと、日本の『熊野筆』が有名です。

広島県安芸郡熊野町で江戸時代から書画の為に作られていた『熊野筆』は、化粧筆を作り始めてから、その品質の高さから、日本のメイクメイクアーティストのみならず、ハリウッド女優はじめとして世界中で有名になります。

熊野筆のブランドとして、『白鳳堂』や『竹宝堂』があります。

毛質や筆先の作りの上質は言わずもがな。柄が短く、全長が20センチ程度なので、持ち運びに適しています。

私個人のおすすめとしては、百貨店1階の化粧品コーナー中でメイクアップアーティストやアーティストチームがプロデュースしているメイクブランドのものは、どれもブラシの作りが良くおすすめです。

『BOBBI BROWN』
『NARS』
『M.A.C』
『shu uemura』
『RMK』
『THREE』

など、、どのブランドもメイクアップアーティストやメイクアップチームがプロデュースしているので、勝手に『アーティストブランド』と大別して呼んでいます。

ブラシの品質はもとより、柄が長いので、ブラシの取り回しが良くメイクしやすくて重宝します。

私は『BOBBI BROWN』の「ブラッシュブラシ」を愛用しています。

理由は、豊かな毛量と粉含みの良さ、さらに『アーティストブランド』の中でもひときわ長い柄が、取り回しやすく、メイクのデモンストレーションをしていても、ブラシ立てに立てておいても、絵になります。

このあたりは、さすが『お客様ご自身を自分自身のメイクアップアーティストにする』
というコンセプトを掲げているBOBBI BROWNならでは ですね。

プロフェッショナルな気分にさせてくれる貴重なツールです。

さて、ブラシの形にも様々あります。大きく大別して、

①平筆型、②扇型、③丸型

とあります。それぞれに用途が違うので、次の項目ではブラシの形を解説します。

Step.2<毛先の形でブラシを選ぼう!>

チークブラシは毛質で選ばれている方も多いと思います。主に粉含みがよく、毛質にハリのある山羊毛が多く使用されますが、動物保護の観点や、価格が安くなる・衛生的という観点から人工毛が使用されることが多くなってきました。

余裕があるなら比較的高価な山羊毛のような天然毛を吟味しても良いですが、最近の人工毛も進化もめざましく、天然毛と同じような質感を作り出していますので侮れません。

どちらもお手入れ次第で長持ちするのでお小遣いと相談してください。人工毛の方が天然毛に比べて安価に手に入ります。

それよりも、先に説明したブラシの毛先の形は、そのままチークの形やスタイルと直結するところなので、ご自分のメイクスタイルや使いやすさに合わせてよく検討した方が良いでしょう。

①平筆型

ブラシの毛が平たい形にまとめられているのが特徴。大小様々な形やサイズがあり、
角度を変えて毛先が肌に当たる分量を調節出来るなど、強弱をつけたり繊細な取り回しがしやすい分、技術が必要です。上級者向けと言えるでしょう。

メイクアップアーティストが作ったコスメブランドや、国産の化粧品ブランドが多用する形です。顔型や骨格、パーツの位置などによって厳密にチークを入れる場所などがわかっている場合には、相性の良いブラシです。

②扇型

ブラシの形が縦にも横にも丸く扇型のように広がっているもの。もっともオーソドックスな形です。

毛量豊かで毛の間隔も適度に開いているので粉含み良く、そのまま肌に当てるだけで、
ふんわりとチークが仕上がるのが特徴。幅があるので、一方向に滑らせるだけで比較的簡単にチークの形を取りやすいブラシです。

③丸型

毛先がどの角度から見ても丸いもの。真上から見た毛の形も、楕円でなく正円になります。

こういったブラシはあたり自体が非常に柔らかく、薄くチークを調整できるのが特徴。
肌への当たりが強くないので、パール感の強いチークもギラつかせずに上手に入れることができる。

頬の中心に当ててくるくると回すと自然にチークが仕上がります。最も初心者向けのブラシと言えます。

(例外)柄の短い、まん丸型

毛の形がまん丸で、柄がどんぐりのように短く、密度が高い特殊な形のブラシ。基本的には、くるくると円を描くようにして使う。

簡単にチークを入れられるが、毛量がある分、圧が掛かり、チークの色がしっかり乗りやすいのでブラシに含ませる粉の量に注意が必要。一部のブランドから発売。

Step.3<ブラシの選び方を知ろう!>

さて、ブラシの選び方ですが、上記のような説明を読むと余計に難しく感じてしまいます。

そこで、<Naoki流>のかんたんな判別方法をご紹介します。

ブラシを頬の中心に軽い力で当ててください。

ブラシの毛先が広がった、そのアウトラインこそが、そのチークブラシで入れられるチークの形になります。

丸く入れたい方、広く入れたい方、前回の【基礎編】で学んだ形になるようにブラシをポンと頬の上に乗せるだけのかんたん判別方法です。

しっかり色を乗せたい方は、頬に圧がかかるような目の詰まったしっかりしたブラシを、薄く淡く調整したい方は当たりが柔らかく、毛先のすいてあるブラシが良いでしょう。

調べ方はブラシの毛を指で軽く押してみてください。

ブラシによって密度が違うので触り心地も様々ですし、毛の広がり方も異なります。

毛先の特徴がよく見て取れることも利点です。

私はチークが苦手だ!と自覚のある超初心者さんには②の丸型ブラシをおすすめします。

特別なテクニックが必要なく、横にすべらせるだけで簡単にチークを入れる事ができます。

Step.4<チークの形①勾玉型?>

次にチークの形を見ていきます。よく耳にする、基本形と言われる 勾玉型のチークですが、様々なところで紹介されているので、皆さんよくご存知かと思います。

特に日本のブランドなどで推奨されている入れ方で、その人の顔型や骨格を判別し、ここまで入れて良いという線を引き、厳密に調整して入れていく高度な技術です。

この形のチークを入れるのに推奨しているブラシは平筆です。プロを目指す方はこの基本形を勉強される方が多いと思います。

しかし普段のメイクでするには、時間と手間がかかり、不器用さんにとっては非常に難しいと感じることが多いでしょう。

ネットに勾玉型チークの入れ方は沢山紹介されていますが、確かにこれは習得するまでに、なかなか難易度が高いもの。とても一朝一夕で身につくような技術とは思えません。

まず勾玉型にするのに沢山の知識とルールを覚えなくてはいけません。とても初心者の方にはおすすめできません。

しかし、化粧品ブランドが変わればチークに対する入れ方考え方も大きく異なってきます。もっと簡単な方法もあるのです。

Step.5<チークの形②頬の高い位置に入れる?>

アメリカのメイクアップアーティストが作った百貨店コスメブランドでは、チークの入れ方はもっと簡単になります。

そのルールとは、、チークはイコール ブラッシュ(血色)と言われるように、顔色が上気すると頬の高い位置が赤く染まる位置に入れていく。

お日様の当たる頬の高い位置に上からブラシを当てて、下にブラシを下げるように色を乗せる。それを繰り返し、目尻の下あたりから耳の付け根まで乗せていく。

…これだけです!

非常に簡単ですよね。このブランドのブラシは扇形を推奨しています。

一番の違いは考え方で、ブラッシュは血色なのだから、上気した時に頬に浮き出る血色を表現することが第一と考えます。

人種のるつぼと言われるアメリカのブランド、ということもあり、様々な人種の肌色や骨格に合わせた色選びができるカラーもののラインナップが多いブランドです。

それゆえに個人に合わせるメイクということで、このチークの入れ方を推奨しているのだと思います。

比較的簡単で誰にでも真似しやすい簡単なチークの入れ方ですね。

上の写真のようにブラシを当て、力を抜きつつ、下にブラシを押し下げて色を乗せます。そうすることで頬の高い位置にチークを乗せます。

Step.6<チークの形③横にすべらせるだけ!>

ここからは僕の推奨する、超初心者さんでも簡単に入れられ、非常に効果の高いチークの方法です。とはいえ技術自体は非常にかんたんです。

注意点をよく理解して試していただければ非常に理にかなった方法だということをご理解していただけるはずです。

① ブラシにチークの粉をよく含ませる。

ブラシの表面だけに粉がついているような状態にならないように、ティッシュの上などでブラシを軽くもんで、毛先に色を均一に含ませてください。

② 目尻の真下と小鼻の真横の線の、交差する点を基準点とします。

ブラシをその点に当てるブラシの柄は耳の中央にむける←重要ポイント①!

ブラシの毛先は全体の半分程度が頬に当たって潰れている状態←重要ポイント②!

かる~くブラシを頬に当てるのが重要なポイントになります。

③ 頬に当てたブラシの毛先を、耳の中央に向けて力を抜くように滑らせる。

④ 好みの濃さになるまで②と③をくりかえす。(この間、決して途中でブラシに色を足してはいけません!)

非常に簡単なステップでしたが、これで完成です!

Step7. <解説!横に滑らせるだけチークがなぜ良いか?>

ちょっと難しくなるかも知れませんが、なぜ横に滑らせるだけのチークが理にかなっているのかの解説です。

どんな方法であれ、理由はわからなくても、かんたんきれいに仕上がれば良いわけですが、なぜ良いのか知りたい!という方の為に、ここではよくあるお悩みとともに説明します。

この横に滑らせるだけチークの利点を挙げるとすれば、この4点です。

  1. 手順が非常に簡単。
  2. 左右対称にできる。(重要ポイント①のおかげ)
  3. グラデーションが綺麗にできる。(重要ポイント②のおかげ)
  4. 色が濁ったり、ムラになったりしない。

(1)手順が非常に簡単。

かんたんでなければ紹介する意味がありません!

<Naoki流テクニック>は、『再現性』が高いことを重要な指標にしています。ですので、行うステップはかんたんなように見えて、最短で最大の効果を持つテクニックになります。

(2)左右対称にできる。

左右対象にならない原因は、みなさん利き手でメイクされているので、ブラシの柄が左右対称の動きにならず、左右でチークの入れる角度が異なるからです。

全てのポイントメイクに言えることですが、例えば右利きの場合、ご自分のお顔の右側は引く動き、反対の左側は押す動きとなります。

そして、柄の動きは違うのに、毛先は同じ動きをさせようとするので無理が生じてブラシと肌の圧が変化し、形・濃さ・色が一定にならないのです。

そこで、柄の動きを一定にすることで毛先の動きも左右揃って、左右対称のメイクになるんですね。

これは<Naoki流テクニック>の極意でもあります。

(3)グラデーションが綺麗にできる。

2でやったとおり、一定の力でブラシを頬に当てると、丸い形のブラシは、中央の広がっているところが頬に当たって圧が強くなります。

ですので必然的に中央は濃く、周りは薄い綺麗なグラデーションが表現できるのです。

(4)色が濁ったり、ムラになったりしない。

これは、色を足さずに常に一定のちからで同じ方向に動かしているので濃い色・薄い色が混ざってムラになったり、余計なちからが掛かって色が濁ったりしません。

ブラシの毛先が半分程度潰れるのは、最初の一回では全然色がついていないと感じるくらいの力加減です。しかしブラシにチークの粉を含ませているので、重ねていくうちにちゃんと濃くなっていきます。

同じ道具を使用していても、色の綺麗な出方やグラデーションの具合に、きっと驚かれると思います。

メイクアップは濃くすることはできても、薄くすることはできないのです。

8.まとめ

【基礎編】に続いて【テクニック編】いかがでしたでしょうか?かんたんなステップで効果の高いチークを入れることは可能です。

このステップを基準として、トレンドの入れ方や濃さなどアレンジしていただいても結構です。機会あれば【応用編】を執筆致します。

メイクはもっと自由なものであるべきなので基本をおさえた上で皆さま各々のアレンジを楽しんでください。

皆さまのお悩みが、メイクの楽しみに変わるように祈っております。

RFボーテ フォトPLUS EX
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